【三之亟】の見どころ紹介(こけし編)
いつも三之亟をご利用いただきまして、ありがとうございます。
前回の紹介に続き、今回は館内にございます「こけし」についてご紹介。
こけしとは…
江戸時代後期頃から、東北地方の温泉地において土産物として販売された木製の人形玩具。
日本の伝統工芸品の一つ。
東北6県でも、それぞれの地域ごとに違った容姿や特徴を持ち12系統に分けられる。
What is a kokeshi doll?
A wooden doll toy sold as a souvenir at hot spring resorts in the Tohoku region since the late Edo period.
It is one of Japan’s traditional crafts.
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●津軽系こけし
津軽系Tsugaru
主な産地:青森県/温湯温泉、大鰐温泉
1本の木から作られる“作りつけ”という技法で作られるものが多く、
髪型はオカッパ頭、形はくびれた胴、裾広がりの足元、模様はねぶた絵から影響を受けたと言われており、牡丹の花やダルマ絵などが多い。12系統の中でも比較的歴史が浅い分、多用な型、描彩、技術を元に出来上がった系統とされており、その分表現様式が多彩で様々な型や模様のものがある。
●南部系こけし
南部系Nanbu
主な産地:岩手県/花巻市、盛岡市
通称「キナキナ」。頭がクラクラ動く。おしゃぶりから発展、無彩が多い。
●木地山系こけし
木地山系Kijiyama
主な産地:秋田県/川連、湯沢市
らっきょう型の頭と太い銅。菊や着物、前垂れ模様が多い。
●鳴子系こけし
鳴子系Naruko
主な産地:宮城県/鳴子温泉
首を回すとキュッキュッと鳴る。菊やなでしこ、楓の模様が多い。
●作並系こけし
作並系Sakunami
主な産地:宮城県/作並温泉、仙台市
子供が握れるくらいの細い胴。蟹に似た通称「カニ菊」模様など。
●遠刈田系こけし
遠刈田系Togatta
主な産地:宮城県/遠刈田温泉、秋保温泉
「手柄」と言われる頭に放射状の赤い髪飾り。重ね菊、梅、桜、木目柄の模様が多い。
●弥治郎系こけし
弥治郎系Yajiro
主な産地:宮城県/白石市、鎌先温泉
頭はベレー帽のようなロクロ線模様。襟や裾付き、カラフルな色合い。
●肘折系こけし
肘折系Hijiori
主な産地:山形県/肘折温泉
太い胴、重ね菊やなでしこ模様。小豆入り、振るとシャカシャカと鳴るものも。
●山形系こけし
山形系Yamagata
主な産地:山形県/山形市
小さい頭、前と左右の髪の毛、細い胴、模様は桜や梅、紅花や牡丹模様なども。
●蔵王高湯系こけし
蔵王高湯系Zaotakayu
主な産地:山形県/蔵王温泉
割れ鼻、重量感あるどっしりとした胴体、重ね菊や桜崩し、牡丹模様など。
●土湯系こけし
土湯系Tsuchiyu
福島県/土湯温泉、飯坂温泉
「かせ」と呼ばれる赤い髪飾り、ロクロ線模様や独特の「返しロクロ」模様も。
●中ノ沢系こけし
中ノ沢系Nakanosawa
福島県/猪苗代町、中ノ沢温泉
大きな目に赤いフチどり、通称「たこ坊主」、柄は牡丹の花や桜の花など。
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<語り継がれる津軽の名工>
・盛 秀太郎(1895〜1986年)
・長谷川 辰雄 (1905年~1985年)
・佐藤 善二(1925〜1985年)
<掲載元>
https://tsugarukokeshi.com/history
是非、お泊りの際館内にてご覧ください。
赤倉温泉 湯守の宿 三之亟